銃所持は国民の権利だと主張している団体もあるが、ちっとも権利じゃない。人々が銃を持ち歩く以上、常に何か起こる危険があります。不満のある者同士が徒党を組んで脅迫行為に及んだり、カップル解消を巡ってトラブルになって発砲する人が出たり。威嚇発砲もあれば、誤射もある。
――狩猟というと、そうしたこととは無縁な紳士淑女の文化というイメージがありますが。
私たちはプロの狩猟団体として、国家公安委員会の指定を受けています。自主規制に取り組み、法令を順守して倫理を高めてきました。その結果、狩猟の健全なイメージが広がってきた。
しかし、アマチュア団体のなかには、先ほど挙げたような問題を抱えているところもある。警察がバックにいないと安心して仕事ができません。規制緩和は必要ない。現行法のままいくべきです。