企業利益の拡大とは何か。
それは競合他社に勝つことだ。
限られたパイを奪い合って、どれだけ多くぶんどれるかだ。
この点、就活も同じ。
この最終面接は1次面接、2次面接で不採用に終わった他の就活生たちの屍の山に成り立っている。
自分はこの社会の原則、奪い合いの仕組みに今の今まで気づくことができなかった。
「社会に貢献したい」「人の役に立ちたい」
こんな漠然とした心構えだから、これまで内定が貰えなかったのは当然。
しかし、今になって少しは変われたと思う。
これまでの就活を通して目が覚めたのだ。
受け身は死だ。能動的に働きたい。
おおよそこういうことを言ったら内々定連絡を頂けた。
タテマエを重んじる面接官ならアウトだろうが、その辺は運としか言いようがない。
俺は30社以上落ちてきた人間だ。
これはジョークでもなんでもなく、一日1社のペースで面接を受けていた。
そして落ち続けて、やっと掴んだ1社内定。
俺はもう綺麗事は言わない。
同じ15卒就活生達よ。
限られている以上、俺は力づくでも奪い取りにいく。
せいぜい蹴落としあおうじゃないか。