2014-04-11

諦める事が当たり前の世界

現代私たちが持つ恋愛への心的表象について

別れる事を、終わる事を、破局する事を、壊れる事を、不信感を抱く事を前提としたリスク/リターンバランスの予測不可能な行為であると受け止めている

私たちは悲しくなったり、苦しくなったり、みっともなかったり、怒ったり、不幸になる例を見せられ過ぎて、恋愛に良いイメージを抱けていない

どうしたものだろうか、諦める事が当たり前の世界

付き合う前からそのイメージが先行する

期待できず、リアルに成れず、冥いまどろみの中で日々の生活と、安全に生きていけるだけの精神的保給を得るだけの人生

誰も生きる事に真剣ではないし、誰も死の瞬間ですら自分を生きられない

そうだ、今や生や死ですら直面化できる題材ではないのだ

生きる究極の目的ですらぼやけてしまうこの世の中で、一体誰が自己実現が、誰が"今、ここで"を体感できるのだろうか

今際の淵すら娯楽に過ぎない、ここは末法の世であるとも言える

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