2013-11-03

運の悪さと自己責任

さっき、ゴルフテレビ中継を見た。

最終ホールでの優勝を争う最終組の対決。一番の見せ場だ。

一人のプレーヤーは、1打目をフェアウェーキープ。もう一人は、バンカーに入れてしまった。

バンカーに入ったボールは、バンカーすみっこの芝生との境目に挟まったようになっていて、容易には打てない状態だった。

その場面で解説者は、「これはついていない。ゴルフはわからないものですねぇ」と言っていた。

バンカーに入れたプレーヤーは、なんとか脱出を試みたが、1回目は失敗して、バンカーの真ん中にボールが何とか動いた。

次のバンカーからショットはすばらしかった。さすがにプロの一打だ。フェアウェーに載せた人と遜色ないすばらしいパフォーマンスだ。

これは、ゴルフに限らないと思う。ちょっとした運の良さ、運の悪さの違いでこれだけの差が出てしまう。

いっしょに見ていたおじちゃんは、フェアウェーキープしたほうは、優勝して賞金3000万で、バンカーのほうは順位を落として500万くらいしかもらえないんじゃないかと言っていた。

プロ世界から当然だよねという意見があるのはわからないでもない。

どちらもプロとして常人には到底到達できないすさまじい技を持っている。それをシロウトが見て、あっちはすごくてこっちはすごくないというのはどうだろうかと思った。

どちらもすごいよね。

だれかの人生を評するにあたって、同じようなことがいえるのではないかと思った。

ゴルフに限らずして、普通人生をまじめに進めていても、なかなか出れないバンカーのようなものにはまってしまうことがあるかもしれない。

それは、自己責任というよりは、運が悪いだけだよね。みんな人生プロなんだから

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