2013-09-28

煽りを真に受けてそれを取り繕うだけの人生

かくのごとき人生はつまらぬ。つまらぬ、つまらぬ。どうしようもなく虚しく、儚く、そして何よりつまらぬ。

娯楽小説のごとき都合の良いカタルシスもなければ、小説よりも奇なりという数奇でしか体をなさぬ。

あるのは必然と突然の連続のみ。苦しくはない、だけれども、虚しく、儚く、そして何よりつまらんのだ。

から、少しでもつまらなくないようにさせようと、思慮するも、その思慮すらも、まるでノイズのように邪魔をしてくる

輩が居る。その者らは煽る。煽るに煽る。おまえの人生はこうだと、こうをしなくては幸せにはなれぬと、これをしないか

おまえの人生はつまらないのだと。一般論を交えながら、ところどころに妬みや足を引っ張ってやろうという悪意、憎しみを

込めながら、輩は煽るのだ。

そうして、その煽りを真に受けて、ああ、こうしなくてはならなかったんだなと我が身を正して、必死に取り繕ってみる。

取り繕って取り繕って、取り繕ってみる。

結果はどうだ?何か残ったたか?何も残らないだろう?

自分人生が少しでもつまらなくなくなったか?余計に辛くなっただけであろう?

だったら自分の欲望に忠実な生き方や、自分信条に対して真っ当な生き方をすべきであろう?

煽りを真に受ける人生なぞ、つまらぬだけだ。何より、煽りを入れる輩はおまえの事を思って言ってくれてるのではなく、

大抵は憂さ晴らしや妬み、煽るのが愉しみで煽っているだけだから、そんな煽りを聞き入れてもおまえの人生はちっとも

楽しくならぬ。そればかりか灰色人生極彩色を滅茶苦茶に塗りたくってしまったせいで、自分過去も否定されて、

余計に苦しくなるばかりなのだ。だから煽りを真に受けてそれを取り繕う人生なぞ、歩む必要もないし、煽りを聞き入れる

必要もないのだ。

どうか、自分自分の欲望、信条に誠実であれ。

煽りに真を受けては、自分の心を蝕んでいくだけだ。

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