私との会話の中であなたは「理系」という単語をよく口にする。私はその人に文系とレッテル付けられていて、その人は自身を理系だと考えている。
あなたは気付いていないようだけれど、その発言の真意は「理系が増えてほしい」ということではなく「文系が減ってほしい」ということ。そしてあなたは文系を馬鹿の代名詞として使ってるわけだから、「文系が減ってほしい」は「馬鹿が減ってほしい」を意味していて、それはつまり「自分は馬鹿ではない」ということを自分の中で再確認して安心しているに過ぎない。
人間誰しも他人を貶めて「自分はそうでない」と安心しがち。私自身も心当たりはあるし、それはもう本能みたいなものだろうから今更咎める気はない。
ただ、いつもあなたに対して思うことがある。
あなたは自分のことを理系側だと思ってるかもしれないけど実はそうじゃない。あなたが大好きな理系側の人がやっているような何かを生み出すことを、あなたは一切していないし、できない。あなたはただそういう人に憧れて、そういう人が書いた本を読んで「なるほど~」とわかった気になり、そういう人未満の人達より上に立てた気になってるだけ。そして、さも自分が解き明かしたかのようにその本の内容を他者に語っているだけ。
つまり、あなたは理系になったつもりのド文系の糞評論家でしかなく、残念なことに、それに気付いていない。ちなみに、昨晩の会話を根に持って増田にこんな愚痴を書いてる私も同じくド文系でかつ性格が悪い。私達、お似合いだよね。