先日、病気で入院している私の友人から電話で「医者から余命半年と言われた」と聞かされた。
それを知った別の友人は早速、その友人に見舞いに行くと言っていた。
そいつによれば、その友人は非常に落ち着いていたという事だ。
こんな事を言っていたそうだ。
「賞味期限みたいなもんだ」
それを聞いた友人は、どういう意味か尋ねた。
「つまり、医者は余命半年って言ってたけど、あれってだいたい余裕を持って言うらしい。半年の余命って事はだいたい1年くらいは持つってこと。まあ、半年くらいの余裕をもって答えるようにしているって誰かが言ってた。だって、余命半年で2ヶ月とか3ヶ月で死なれると、どういうことだ?ってことになるでしょ。 だから賞味期限みたいにちょっと余裕を持って答えるらしい。半年持つって言われて1年持ったら、ちょっと得した気分にもなるからね」
と、その友人は笑って言っていたという。
だがそれから数日後、友人は帰らぬ人となった。
いや、余命宣告された友人ではなく、見舞いに行った友人のほうが。
見舞いに行った、その2、3日後。交通事故だった。
私はその事を伝えに、入院している友人のもとに行った。
そして、ポツリと、こんな事を言った。
「考えてみたら、誰にでも余命ってあるんだよな」
なおもこう続けた。
「そう誰にでもあるんだよ、余命って。ただ、それを知っているか知らないかの違いなんだ」
その、友人の言葉が妙に頭に焼き付いて離れない。
なぁ、聞いてもいい? そいつから聞いたところ、その友人は非常に落ち着いていたという事だ。 だがそれから数日後、友人は帰らぬ人となった。 いや、余命宣告された友人ではな...
そのオチだと賞味期限云々の部分は全然要らなくね? 半分近い文字数をメインの流れと関係ないことに割いてるから切れ味が出ないんだよ。 総文字数400字ぐらいの時には余計なことに割...
ご指摘ありがとうございます。 確かに詰め込み過ぎました。 600文字超なので刈り込む必要ありですね。