2012-12-18

友人が亡くなったけれども

Twitter上で知り合って、やがて友人たちといっしょに酒を飲んだり

イベントを企画したり、とにかくとても親密にしていた友人Aが亡くなった。

幸い、Aの兄弟であるBもいっしょに輪に入って仲良くしていたので

自分は彼を通じてその死を知ることができた。

友人全員とはいかなかったが、自分や数人で葬儀にも参加。

きっちりお別れをすることもできた。

ただ、そのあとのことに少し悩んでいる。

オンラインしかつながっていない人間は、ほとんどAの死を知らない。

なるべく、直接会ったことのある人間には

メール電話などで伝えた。

少し落ち着いてからBに相談してみた。

「Aが亡くなったことをTwitter投稿してもよいだろうか」

「もちろんBだけでは決められないと思うし、

 家族の意思が何よりも第一なので、ABのご両親にも相談してみてもらえないだろうか」

結果、Twitter上で情報を流すのはやめておこうという結論に至った。

インターネットに対して特別理解がある親御さんではなかった様子。

もちろんその判断自体に良し悪しはないと思うが、

今回のことでいろいろ考えた。

Aが死んだことを知らない人間は、彼が健在だと考えたまま過ごし、

いつかあとから事実を知ったときにどれだけ悲しむのだろう。

自分が死んだときにそれは誰にどうやって伝わるのだろう。

自分も、知り合っていた人間がいつの間にか亡くなっていることを

知らされる日が来るのだろうか。

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