2012-03-22

アート

大島美術学院という人のブログがおもしろい。

ある程度悪名を広げたが、まだこれからの活動が今度の評価に関わってくる若手、カオスラウンジチンポムの活動や文章に面白みがないのは結局本当の所どう思っているのかを全力で隠しているからだ。あらゆる手練手管を使って用意周到に自分以外の言説で不意打ちされないようにしているからこそ、逆に自分らの表現内容を狭めてしまう。ここらへんの世代の特徴だと思う。検索能力が高いゆえの攻撃性の少なさっていうのか、防御力特化型っていうのかな?共通しているのは、最初のターンでぶちあげるだけぶちあげたって事なんだけど。

大島美術学院って人のブログ面白いのは、もう自分ゲームから降りているという諦めにも似た自覚があるから面白いのだと思う。嫉妬とか、どうでも良いと思っていることとか、そういうことを隠さないで散文的に書いているから、そうしていない同じ世代の人間の文章と比べて面白く感じる。かといって頭が悪かったり知識が少なかったりするわけではなく、むしろ能力値は同世代の中で平均以上だろう。

コレクターの中にも面白い文章を書く人間は何人かいるけど、買った買わないで立ち位置が変わってくる人が多くて、審美眼エゴが良い感じにむき出しなっているような人はほとんど居ない。

本来なら匿名の中に大島美術学院の人のような文章があってしかるべきなのだと思うが、今やアート匿名と言えばアンチカオスラウンジとなってしまっているため、そこには期待できそうにもない。

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