2011-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20111221225932

「新作を読みたいかどうか」

その一点にかかっている。今の出版の仕組みが根底から覆り、紙媒体コンテンツを作っても、作者にも出版社にも一銭も入らなくなったら、産業として成り立たなくなる。すると「好きな作家の新作が読めない」という事態に陥る。

出版社は「データコンテンツ管理業務」に移行することが出来るかも知れないが、ネットにタダで転がっているものを「買う」人間がはたしているかどうかは、読者の飢えにかかっている。

「新作が読みたいのであれば、作者および仲買業者の生活を保障するために、コンテンツに相応の支払いをしなければならない」んだよ。

そこさえ、きちんと、みんなが押さえていて、「新作読みたい」と思っている人が多ければ、細々とでも、出版業界は続いていくだろう。

でもなあ。本当に「新作」必要か? まったくの実験作は「同人誌」でしか見られないし、要は自分の好みに合った作品と出会えればいいわけで。「旧作」のほうが評価が確定している分だけ、間違いがないような気がするんだよなあ。

もう、新しい物なんかいらないよ。古い物をきちんと分類整理して、「私の好み」にぴったりのを探し出してくれればいいよ。ってのが、今後の出版業界の進む方向かも知れないなあ。

記事への反応 -
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      • 荒木飛呂彦の新作だけは金を出して買うね。 ってのはあるな。たしかに。 音楽も同じじゃね?と思ったが 音楽は興行があるからなー。生の意義がまだまだあるから、そっちで金とれる...

    • 古本屋で本を買う→古本屋に売る→別の人が古本屋でその本を買う→売る…… 古本屋のシステムはそもそも何百回転しても著者に一円も入らないという問題がある。 二つの問題を一緒...

      • そもそも、最初からDRMかけた電子版を売ってくれれば問題ないし、現在のIT技術なら何の問題もなく実施できるのにやらない。 それを差し置いて、いまさら、紙の問題をとりあげてもお...

      • 重要なのは「手元においたまま手放せる」事と「DRM無しのデータが出まわる」事。 売ったら読めなくなる古本とは訳が違うし、ループ中に一人でも違法UPするものがいれば永遠に流れ続...

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