2011-04-15

いじめ」ではなく「苦痛と死」をなくせ

いじめはなくならないだろう。どう足掻こうと、いじめを消し去ることは絶対にできない。

つの世にも・どこであっても・どんな人々であろうとも、誰かを理不尽に叩く"いじめ"行為は生まれうる。

向かうべきは「いじめの壊滅」ではないのだ。

いじめによって生じる耐えがたい苦痛・その苦痛から引き起こされる他者や自身の死、その阻止と軽減こそを目標とせねばならない。

耐えがたい苦痛が生じるのはなぜか。逃げ場がないからだ。

いじめられればどんづまり。自分不安や怒りをどう発露し、自らの将来予想図をどう立てればよいのか。

己が虐げられている状態を打破し、「生」を楽しめる環境を得るにはどうすればよいのか。そのための道は、そのための選択肢はどこにあるのか。

現状ではそれがさっぱりわからない。探そうにも今の教育社会システムには選択肢がなさすぎるのだ。

自分だけはしないと決めようが無意識にやってしまいうる「いじめ」を、ただひたすらに消し去ろうとしてもうまくいくわけがない。

しかしこの国はそれしかしていない。いくら掃除しても生活している限りはホコリがなくならないのと同じこと。いじめは生まれ続ける。

しかいじめにおいては掃除の例えよりもタチが悪い。水面下のいじめほど陰湿になる。今がそうだ。掃除すればするほどえげつないほこりが増す。

抑圧すればするほど悪化する。いじめをなくそうとして得られた成果はそういう教訓くらいだろう。無駄だと分かったことが成果だ。

いじめの問題においては目指すべき目標を変えなければいけない。なすべきことを変えるのだ。

いじめにより発生する苦痛とそれに伴う人の死を減らし、最終的には限りなく0にする。

いじめによる人の死を防ぐには、いじめられる側の耐えがたい苦痛を消すのが何より肝要だ。

耐えられる程度の苦痛であったり、ガス抜きができるのならば、いじめはどんづまりではなくそこらに溢れる段差へとなりさがる。

ただただ辛い「死」という選択肢は心の隅でほこりをかぶっていてくれるだろう。

その具体的な方法についてはあまり思索できていないが、「いじめをなくす」よりは机上から離れ、現場に近づいていると思う。

  • られっ子からの復讐がこわいんだ

  • 「いじめの存在を0にしよう」という目標をあげるから 「いじめ」があっても「ありません」という答えを出したがる。 「いじめをなくすのは無理だから 苦痛の大きいいじめをなくそ...

  • 食い詰めた量産型弁護士を各学校に投入して学校をバリバリの訴訟社会にしちゃえばいいと思う どうせ教師や学校、自治体にイジメを解決する能力なんて無いんだし、日本が法治国家だ...

    • いい意見だとは思うけど、量産型弁護士が食い詰めているのは腕がないってことと、 法バトル以外での立ち回りが出来ないからだよ。 訴訟沙汰で勝つなり相手の言い分を引っ込めさせて...

      • 教師の注意とか指導では威力が無さ過ぎるんで "チクリやがった!"でイジメが酷くなるのは理解出来るけど 訴えられて賠償金とか取られたら "訴えやがった!でももう一回やったらまた...

        • う~ん、俺は吹奏楽部出身なんだけど、違法コピー問題ってのがあるのよ。 なんだか「教育で使う物には無断コピーも違法にはならない、法的におk」という意見もあるんだけど、 作曲...

          • 日本語が少しおかしいよ。 それはともかく、訴訟社会にするってんだから、アメリカばりにやるんだと思うぜ。 そんなん別に、善意の第三者が得するようにすれば、当事者なんか関係な...

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