2014-01-04

自分のなかの残念な部分に気づく、その時までに

子ども時代、親に「ぶさいくだ」「愛嬌がない」と容姿を散々人前でもけなされた。そして「運動神経がない」「どんくさい」とスポーツが苦手なこともバカにされ続けた。

親に繰り返し言われ続けた言葉の数々は、次第に私自身の残念な部分に目を向けさせ、私自身がそれにとらわれるようになっていった。

おかげで、人前で笑うことが苦手になり、写真も数えるほどしか残っていないが、どれも横をむいてふてくされた顔をしている。スポーツも苦手なまま、人目につかないように、できるだけスポーツをしないですむように生きてきた。

そんな卑屈な自分が嫌でたまらなかった。

そして子どもが生まれた。

産まれたときから決めていたことがある。

絶対にほめてほめてほめよう。

絶対に「かわいい」「大好き」「大切」と言い続けよう。

おかげで子ども容姿は私に似ているけれど、とても素敵な笑顔で笑ってくれる。本当にかわいくてかわいくて仕方がない。

7歳になった男児は、今も夜布団の中で「ぼく、かわいい??」とときどき聞くので「うん、とってもかわいいよ!」というと、「ありがと」といって目をつぶってすーっと寝入る。

ぜんそくの持病があり、体は強くないので水泳を習っているけど、いつも「かっこよく泳いでるね」「上手になったねー!」と褒め、応援し続けた。

かけっこも早くないし、よくこけるけど、「がんばってたよ!」「かっこよかったよ!」とほめる。本当にそう思ってるから

そうしたら、決してスポーツが得意な俊敏な子どもではないけれど、外で走り回って遊ぶのが大好きな子どもになった。

小学校懇談会でも「休み時間には真っ先にお外に飛び出していきますよ」と先生に教えてもらった。

親は、わが子の残念な部分を子どもにとってのスティグマにしてはいけない。

子どもには、自分自身を存分に生き切ることができる力がある。

成長したある日、子ども自分自身を見つめたとき自分の中に残念な部分をみつけてしまかもしれない。

その時までに・・・

親として、「お前はだめだ」と烙印を押して子ども人生邪魔をしないように

精一杯応援して、かわいがって育てていきたい。

そうすれば、自分のなかの残念な部分をみつけたとしても、それを乗り越える力を備えた自分がいることに気づけるはずだ、と信じている。

  • 自分は親にけなされて育ったために卑屈な人間になった。 自分の子供は褒めて育たい。 今年一度目?通算何度目の投稿だよ。 いや、分かったから勝手にやってろよ。その行為自体卑...

  • いやいやいや 「ぼく、かわいい??」ってたずねてくる男はあまりにもキモすぎるので そこだけは矯正しといてw 他のとこはベタ褒めでもいいから あと現実とのギャップに打ちのめされ...

  • anond:20140104194219 馬鹿親にだけはなってくれるな。迷惑以外のなにもんでもないから。 「それを乗り越える力」が巨大な勘違いってことにもなりかねんからな。 「俺様」に育つと大変だ...

  • なんとなく、子供を通じて、過去の自分を肯定する作業をしているように見えてしまった。 自分が言って欲しかったコトバを子供にかけることによって自分が救済される、そういった作...

    • なんとなく、子供を通じて、過去の自分を肯定する作業をしているように見えてしまった。 俺もそう感じた。 だから子供が挫折すると、「こんなに愛情を注いだのになんで!」って子...

  • 若干topisyuの釣りくささも感じる あとこういうケースの場合、一人っ子男児だから褒め続けられているが 娘だったら駄目だったんじゃないだろうかという気もするので 二人目ができな...

  • http://anond.hatelabo.jp/20140104194219 コメがやかましいが、うちの親がまさにそういう感じだった、 自分で言ってた 「私は親にかわいがられなかったし 何ひとつ買い与えてもらえなかったか...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん