2021-07-05

集団登校の思い出

https://twitter.com/torakoawamori/status/1411113159046270980

これを見て思い出したことがある。

小学校6年生の時、自分集団登校の班長をやらされていた。

同じ町内で10人くらいの班で数組に分かれて集団登校していたのだけれど、その中のひとりが障害学の子供だった。

その障害学の子は、気づいたらいないとかどっか行っちゃうとかじゃないし体に異常があるわけではないんだけど、歩くのがとにかく遅い。

自分班長で一番前にいて他の1年生から5年生までを引率して登校しているのだけれど、途中からうちらグループから離れていって明らかに後方でポツンとノロノロ歩いてしまっている。

自分以外のメンバーもそれに気づいているから「何とかしろよ」って自分文句を言ってくるんだけど、かといってその子の歩くスピードに合わせて歩くと「歩くのおせーんだよ」って文句言われる。出発してから学校に着くまで10から15分くらいで、同学年の人間自分だけだから別な時間に直接誰かから文句を言われることもないのでその登校時間だけ我慢すれば問題なかったんだけど、今振り返ってみてもすごく嫌な時間だった。小学6年生なのに同じグループ小学2年生やら小学3年生やらに学校で遭遇したら悪態つかれるし。てゆーかよく我慢できたな。自分が。

自分の親も他のメンバーの親も傷害学級の親も学校も誰も問題視しなかったのは曲がりなりにもその子がはぐれずにいなくならずに毎日無事学校にたどり着いていたからだけど、それはたまたま傷害学級の子が危ない動きをするタイプの子じゃないからだし自分内向的なせいで声を上げなかったからだけど事故事件も起きずに1年間やり過ごせたのはたまたま運が良かっただけだと思う。

24時間のうちの十数分我慢すればOKだったとはいえ、何したって他の子から悪態つかれるのは本当にしんどかった。かといって誰になんて言えばこの問題解決するのか当時もわからなかったし今もわからない。そもそも小学6年生にそんな自力での解決は無理だろう。みんな薄々とこのままだとやばいんじゃないのって思ってただろうけど他のメンバー自分文句言えばOKだし自分自分我慢したらOKだったけど、子供同士で解決させたように見せかける構造って今考えたって歪だったと思うよ実際。

  • そんな立場に立たされて何の解決策も打たず一年間我慢するってそれはそれでなんかの障害じゃない?

  • 班長お疲れさま。周りの子たちの理解がない態度が悲しいね。私も独り言のように書かせて欲しい。 子供の頃は優等生タイプで物わかりも良かったので、障害学級に通う男の子と机を並...

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