2021-06-08

[]

増田アース砂漠に棲息する鉄穴鳥は非常に硬いうんこをする。はるか昔の先祖大気圏突入に耐えられるうんこから始まった縁であろうか。

うんこが硬いのは食べ物と水分がほとんど含まれない関係であり、鉄穴鳥としては砂漠で貴重な水分を極力外部に排出しないメリットがある。

まりうんこがカチコチなので、そのまま肛門の栓として機能しているほどだ。

それも関係して鉄穴鳥の糞は実に見事な円筒形をしていた。

長さも径も身体サイズに比例して、ほぼ一定である

擬人化表現をすれば)これに目をつけた虫が増田コロ糞がしだ。

こいつは風で固くしまった砂丘など特に車輪移動のメリットが大きい場所に棲息する特殊車輪生物で鉄穴鳥の糞をローラーとして長距離を移動し、水場まで持っていく習性がある。具体的には長い第二肢で糞を挟み込み、軸付近ホールド。残りの足で糞を蹴って転がすのである

糞を水没させれば、キチン質の顎しかもたない増田コロ糞がしでも、糞に含まれ有機物を利用可能になる。時期によっては卵を産み付けることもあるという。

近年、増田コロ糞がしの一種円筒形をした植物果実などを利用して移動することが発見された。

植物側にしてみれば増田コロ糞がしを利用することで遠くまで種を運ばせることができるわけだ。

途中で鉄穴鳥の糞が見つかると果実は捨てられてしまうのだが。

増田コロ糞がしにコロとなる果実提供する植物の中には、一定の回転数ごとに種を落とし、計画的に種が広がる仕組みをもつ種すらあった。まるで古代の馬車についていた距離計のようである

実は植物車輪利用のほうが先だったという説もある。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん