ワイ、放送当時シンジ君と同い年、発達障害(ASD)のアラフォー。
幼少期からPCに慣れ親しんでいたし、程々にオタク文化には浸っていたと思う。
ただ、エヴァはどうにもダメだった。何を言っているのかサッパリ理解できなかった。
大人になって考察とかも色々読んで、あぁ彼らは人との繋がりが欲しいのに、それを上手くできずに藻掻いているのかという程度には理解できた。
でも、こんな難解な話は中学生の自分には無理ゲーすぎた。精々初号機カッコイイ、シンジ根暗、ゲンドウ鬼畜みたいな感想で、社会現象になったことが意味不明だった。
でも、周りの同年代には放送当時からアレにハマっていた人も数多い。
自分には全く理解できなかったけれども、彼らは放送当時にあの内容を見て、「あの主人公達と俺達は同じだ」ということに気付き、そして憂えていた。
こっちからすると、憂えるまで至れただけ羨ましいんだよな。
ガチアスペからすると、そういう人達は他人の気持ちがわかるだけ恵まれていると思う。あとはどう接すれば良いかだけじゃん。
こっちはさ、そもそも他人が何を考えているのか、言葉くらいでしか判断できないんだよな。そこに絶望的な壁を感じる。
まぁそうは言いつつも、一応なんとか食いっぱぐれることもなく生活はできているし、羨ましく思いこそすれ、誰かが憎いみたいなのはない。
ただ、自分達の境遇をそこまで呪わなくても良いんじゃないか…ってな感じの人達は、この界隈には結構多いな、とは思う。
君らはさ、わかり合うための心は持ってるんだよ。ただ臆病なだけ。
うちらと違って、失敗して経験値を積めば、自然に人と理解し合えるんだよ。
だからまぁ、頑張れとは言わないががんばってくれ。
当時、初代映画「air/まごころを、君に」を映画館に見てに行って、わけがわからん、投げっぱなしじゃねーかと思ってスパっと切ったよ。
全く感情移入せずに、作画が良いところだけ喜んで観てたわ