2020-09-24

長期休暇をとるために偽装結婚した話

私の仲のよかった同僚の話なんだが

その人は15年ほど前に結婚してその2年後に離婚したと社内的にはなっていた。結婚式はしないのでお祝いなどは一切受け付けませんというようなことを言っていたが、そういうわけにもいかず些少なものだがお祝いもあげた。

うちの会社はまあいわゆる給料はいいのだがブラック企業といえばそうで休みは月に2-3日で残業も非常多かった。

たださすがに新婚旅行は1週間ほどは認められていた。その人は新婚旅行ローマイスタンブールサンクトペテルブルクなどに行った。(後で聞いたが11日行ったらしい)

僕はその会社を1年前にやめたのだがその人とは交流が続いている。先日その人と食事をしていたとき内緒にしてほしいんだけど、君だけには聞いてほしい、そしてあやまりたい」といわれた。

実は以前結婚したというのはヨーロッパ旅行をしたいための偽装で全く結婚などしていなかったのだそうだ。会社には事実婚ということにして、そのことを他の同僚に言わないようにと会社側にわざわざいっていたらしい。

その人が言うには「自分は一生結婚する気はないのだが若いうちに多少長期の旅行をしたい。それなのに結婚しなかったら定年後までまたなければいけない、そんなのは理不尽だろう?なぜ結婚した人だけそれが許されるんだ?」といっていた。

それはそのとおりで私などは仕事をやめた途端、それまで一度も2泊以上の旅行に行ったことがなかったのに、次の仕事を始めるまで無職のまま1年も日本中世界中旅行してまわったのだその気持はよく分かる。その旅行のことを元同僚の彼に話していたので私にその偽装結婚を話したのだと思う。

しかしその時見せてもらった奥さん写真のことを聞くと、それは1万円を払って人を雇ったということだった。

日本企業も、数年に一度くらいは2週間位まとめて休暇をみとめるべきだとおもう。

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