はじめに、これはどこかの会社について告発したいわけでも、非難したいわけでもない。ただ「こういうもんなのかこの業界?」と、ただ疑問なだけなのだとういうことをお断りする。
始まりは、自宅近くの売れていなかった土地を○penHouseが押さえ、元の区割りを更に分割して売り出したことだ。元々売り出していたのとは半分ほどの広さの土地に、あの特徴的なペンシルハウスを乗せている。価格は上物までついて、元々の(約2倍の広さの)土地の値段に相当するようだ。とても安い。まさに切り売り、という言葉が浮かぶ。
コロナにより業界大手の清水建設の作業員が亡くなったというニュースが記憶に新しい。その知らせが世に出た頃、さすがに一時期現場は止まっていたように見えた。
だがそれもひとときのことだった。
まず最初に気付いたのは、朝だ。作業再開後、以前に比べ朝早くに来ている事が多くなったように見受けられる。朝7時前には物音がする。月曜から土曜まで、毎日。
現場での言い争いも多くなった気がする。
現場作業者同士というよりは、営業者と職人なのだろうか。一度派手に納期について揉めている横を通り過ぎた。どこで誰が聞いているのかもわからないのに、大っぴらにそんなことを揉めねばならないのか。
そして何より、今、気になっていることがある。
そしてそんな状態で職人が作った家を、買う人はわかって買うのだろうか。