持病の手術のため、今日から入院する予定だったが、延期になった。コロナの影響だ。
延期といっても今度いつ入院できるのかはまだわからない。入院予定の1時間前に病院から電話が入り、近隣のコロナ患者の受入拡大のため急遽入院は延期したい、今後の予定はおって連絡すると伝えられたのみだ。入院が伸びたので手術も未定だ。
直前の直前になっての延期に困惑したが、すぐに理解した。当該病院のすぐ近くにある別の病院で、コロナの集団感染したというニュースを目にしたからだ。噂が事実なら、病院スタッフの感染が判明してからも外来診療を続けていたという。当該病院としては、新規受け入れを一旦止めるのも仕方ないことだろう。
持病は基本的に、すぐに死に直結するものではない。ただし視力が徐々に失われていく特徴がある。手術さえすれば回復するが、放っておけば失われたままだ。手術が遅れればそれだけ失明するリスクは高まる。
嫌な予感が的中してしまった。手術が決まったのは一ヶ月前だったが、それからずっと、自身や主治医がコロナに感染したり、院内感染が発生したりして、手術ができなくなるのでは、と考えていた。あと一日、いやあと一時間ちがっていたら入院できていたのに。入院してしまえば、手術もできたかもしれないのに。