2020-02-28

コロナ対策オペレーションズ・リサーチはされているのか

日本意思決定が遅いと言われるが、多くの場合判断材料がない。

第二次世界大戦ときからアメリカで行われていた、オペレーションズ・リサーチという応用数学の分野があり、

日本には決定的に欠けているものだと思っている。

多変量解析やゲーム理論など一部の理論個別で知られているが、重要なのはモデリングシミュレーションで最適解を求め、意思決定をしやすくすることにある。


今回の場合だと、市中からマスクアルコールがなくなり感染リスク高まる時期と、工場稼働率を上げて需要カバーできる時期と、人々の移動や集合を制限する時期といった、

複数パラメータ最適化する必要がある。

直感と同じ結果ならば特にモデリングシミュレーション不要だが、直感と反する場合には頼らざるを得ない。

当然、市民意見と不一致が発生し、政治による説得が重要になる。


感染なので感染症の専門家に注目が集まりがちになるが、大局で見れば最適解を求めた方が全体のコストが下がる。

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