2019-11-19

いま、日本は王冠をつくってる

期待値が同じの宝くじがあります

一つは一等100万円、もう一つは一等10億円です。

どっち買いますか?と聞けば、多くの人は10億円と答えるんじゃないだろうか?

どっちもなかなか当たるもんじゃないし、

どうせ当たるなら、ドカンと当たりたい。そういう気持ちわからんでもないです。

さて、政治の話。

桜の話はともかく、少し前までは日本総理大臣というのは国のトップでありながら、

それほど権力を振り回せない立場でもありました。

自民党内での派閥争いもありましたし、手綱が効かない官僚たちもおりました。

そこで、小泉総理民主党政権時代下野によって自民党派閥をぶっ壊し、

2014年内閣人事局創設で、官僚人事権を握り、

強力な総理大臣権限を少しずつ作っている最中です。

なぜ安倍総理がこれほど長期政権なのか、多くのスキャンダルが山積しているのに、

たとえば90年代総理大臣のように、すぐに辞任に追い込まれないのか。

もちろん軽い神輿が…という話もあるのかもしれませんが、話はそう単純ではありません。

しろ安倍総理に、強大な王冠をつくってもらっている最中なので、

誰も止めようとしないのです。

これは前述の宝くじと同様です。

しろ次期総理候補権力者たちは宝くじ以上に当選確率が高い人たちなのです。

100万円の総理椅子と、10億円の総理椅子

官僚や他派閥意向を調整しなければいけない総理椅子と、官僚自分の好き放題に配置換えできる総理椅子

ほしいのは後者でしょう。

いま、政治家はみんなで王冠をつくっています。あとで自分たちが冠れるように。

そういう意味で、永田町に自浄作用はないのです。

我々が選挙文句言うしかない。

我々に王はいらない。必要なのは国民代表だということを。

  • 今日、「安倍政権での「第二官僚」のメンバー」というブログ記事がホッテントリに上がっていた https://yashio.hatenablog.com/entry/20200320/1584636100 これは安倍首相個人ではなく、システムの...

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