2019-01-19

モリゾー

トヨタグループ御曹司にしてレーシングドライバーでもある」という自己イメージに陶酔し切っていて、(一時代前ならそれでも良かったのだが、)クルマを取り巻く状況が静かに変わりつつある今、具体的に言うと自動運転に切り替わろうとしている今、モリゾートヨタ最大の癌となるだろう。

自動運転実用化。これは本当に世界を一変させるパラダイムシフトだ。クルマ運転するものではなくなり、所有するものでなくなり、ただ利用するものになる。

google様が自動運転車のハードウェアとして車を作ってくれとトヨタに打診した時、モリゾーの奴は「人と車との繋がりがなんちゃら」「それがTOYOTA企業理念だのなんちゃら」とわけの分からない事を言って断った。俺はそのニュースを見た時、これは世紀の大失敗ではないかと思った。google自動運転車が今後世界を席巻することはほぼ間違いなくて、そのハードウェアとしての車部分を製造するというのは、IBMPC/AT製造する時にそのOSを作ったMicrosoftのような立場じゃないか巨人肩に乗るようなものだ。断る理由がない。

しかしそれをTOYOTAは断った。わけの分からない理由を並べ立てて。TOYOTAは仮にも日本最大の企業であり、考えも無しに断るわけがないと思っていた。つまりあれは日本的な修辞であり、本当の理由は別のところにあるのではないか(つまりTOYOTA独自自動運転車の計画を持っているとか、だ)なんて考えた。でも新型スープラの発表でメディア露出したモリゾーを見て、これはひょっとするとひょっとするぞ…と思ってしまった。もしかして、本当にただのバカなのでは、と。

正直なところ、フェラーリポルシェのような伝統ある会社が言うならともかく、TOYOTAのような大衆車を安く大量生産させてきたような会社トップが、“人馬一体”だの、“運転する喜び”だのほざいてるのは悪い冗談しかないと思う。

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