2017-04-30

http://anond.hatelabo.jp/20170430095809

最終的には好みというか価値観問題なっちゃうんだけど、基本的刑罰を新たに法定するためには、①目的重要で、②その目的達成にとって当該刑罰が、役に立つこと、必要最小限度であること、が言えなければならない。根拠憲法。今回なら13条とか31条とかかな。

んでまず①目的重要かってところなんだけど、今回であれば「現在日本においてテロが頻発する蓋然性があることを、客観的証拠資料を以て証明できるか」という話になる。

賛成派であれば世界テロが頻発する情況例証として挙げたりして、反対派であれば日本で目立ったテロ事件が起きていないということを例証に挙げるだろう。

次に②刑罰合理的必要的かってところなんだけど、今回であれば「共謀の段階で捕まえなくても、実際に実行した段階で捕まえればテロ防止として十分なんじゃないの?やりすぎなんじゃないの?」ってところが問題になる。

賛成派であれば増田が書くように、ここまでの厳格な要件が揃っていれば冤罪危険も少ないしやりすぎではない、という主張をするだろう。反対派であれば、そこまで分かっているのであれば警察が徹底的にマークして、いざ実行に出ようとした段階で逮捕すればいいじゃん、ということになる。

まあ最終的に判断するのは最高裁なんだけど、個人的には、現在日本で目立ったテロ事件が起きているわけではない(というか具体的にどの団体問題にしてるのかがよく分からない)ので、やや拙速かなと思う(上記①を欠く)。ただ起きてからじゃ遅いんだ!って意見もっともだと思う。

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