先日、センター試験があった。
もう3年前のことになるけれど、毎年この季節になると受験勉強のことを思い出す。
彼は私と同い年の大学生だ。大学の部活の話などでよく盛り上がったりした。
そしたら、
「え?あぁ俺、推薦なんだよね。だからセンター試験受けてない」
と彼は答えた。
「あ、そうなんだ!評定平均高かったんだね、すごいな」
そう良いながら、彼への気持ちがどんどん冷めていくのを感じていた。
中卒でも、高卒でも、専門卒でも。高専卒でも、大卒でも、院卒でも
そういえば、うちにも推薦入試制度があるが、仲の良い友達は皆私と同じ一般入試組だ。
知らず知らずのうちに、推薦組とは親しくならないようにしていたのかもしれない。
大学には行きたい、けれど一般入試は受けたくない、楽な方法で受かりたい
そういう魂胆が透けて見えるような気がしてしまう(考えすぎだろうか)。
一般で受けて受からないような大学に推薦で入っている人もいる(大学での成績は大抵悪い)
調べてみると、世の中には一度も
ペーパーテストを伴う入学試験を受けたことのない人間はたくさんいるらしい。
彼らに対する気持ちは、ずるい、というのとは違う。単なる軽蔑だ。
推薦をもらえるように良い成績を維持したのだから、その対価として推薦を勝ち取ったのだ
と言う人もいるかもしれない。
推薦入試の人に大しては、どうしても「逃げて楽な道を選んだ」という印象がつきまとう。
あんなに好きだったのにな。
こういうのをたくさん書いてる釣り師って、現代の呪術師みたいで興味深いな