何気ないものでも、時間が経てば書いた人のエネルギーみたいなものを感じたりするようになるのかもしれない。
その人が死んじゃって養子にきた遠縁の子が俺のじーちゃんだから、
そんなに直接の先祖ではない微妙な感じなんだけど、いきさつから割と裏山にあるお墓(慰霊碑)とかは大事にしてた。
蔵にその人の遺品が入った古いトランクを置いてたんだけど、シロアリが発生してダメになりかけてるって聞いて、
まだ巣になってなかった陸軍学校?のアルバムっぽいものと、学校や戦地で使ってたらしいノートだけ救出してきた。
アルバムをパラパラ見てたら、戦車が行進してる写真とかに混じって同期っぽい兵士の写真とかが貼ってあって、
「小隊一の勇士である」「真に仲間思いの男」とかコメント書いてあったりした。みんな若くてイケメン。
ノートの方は、学校で習ったっぽい、銃で高い位置の目標を撃つときの弾道と照準の合わせ方だとか、隊員(小隊長やってたらしい)の靴下の補給枚数のメモとかが書いてあった。
60年も70年も前に、この人は実際に生きてたんだなー、みたいな月並みなことをひしひしと感じて圧倒されてしまって、
こんなパラパラ読みじゃなくて、もっとちゃんと時間をかけて中を読ませてもらおうと思って家に持って帰ってきたので、時間を作ってちゃんと読んでみたいと思う。
もし好物の情報とか書いてあったら、今年の盆にはそれをお墓に供えよう。
そのうち増田もタブレットで手書きした文字が投稿できるようになるさ
肉筆と聞いておちんちんを想像してごめんなさい