しかし互いに離れたフロアに席があるため、普通に仕事をしている限りは顔を合わせる事は殆どない
あるとき、俺の勤務態度についてどこからか上司に連絡があったらしく、その件に関して俺に問いただそうとしたのか、「今日はお前の隣で仕事するから」と、上司はノートPCを持って俺の隣の空いた席に座ってきた
そして間もなく、俺の勤務態度の問題の原因を上司は理解する事となった
「おい増田、ここは開発部署なのに、どうしてこんなに電話が多いんだ?」
「自分もよく知りませんが、サポートデスクの人数が今年に入って大幅に減らされたとかで、その助っ人として俺を含む何人かがこうして代わりに電話対応してるんすよ」
「メールもろくに返事がないのはそれが原因か」
「つかメーラー開くヒマもないっす(苦笑)。俺ら全員の人数よりも電話回線の方が多いんすよ」
「開発業務はどうなってるんだ」
上記のやりとりを終えるまでの間、俺は5件の電話を対応し、所要時間は20分を優に超えていた
しばらくして上司は自販機でペットボトルのジュースを買ってきて、蓋を開けるなり一口もつける事なく俺の電話にドボドボとぶちまけ始めた
「ちょwww何やってんすかwww」
あっけにとられる俺を無視して、上司は開発部署の責任者に、俺の席の電話が故障した事と、新しい電話に交換されるまでの間俺を上司の部署で業務をさせる旨を伝え、俺に移動の支度をするよう命じた
総務やってたけど、電話の予備はあるのが普通だから真似しないように。
まぁ元増田の職場みたいにボロッボロの状況だとありものの手配と迅速な交換すらぐっだぐだだろうから…
「ガラクタ置き場にたぶん使えるのがあるから拾ってきて」という余計な仕事が発生するだけだよね