目立った批判も聞いたことないし、まぁそれなりに楽しいミステリーなのだろうな・・・と思っていたらこれがビックリ。
死んだ女性の会社に勤めている人間が、死後に彼女の声を聞いてしまい、
それが原因で自殺する者や、急に暴れだすといったことをしてしまったというもの。
それを物理学者に湯川学が科学的に解決する、という筋立てなのだが・・・。
まずこの話を整理すると謎は3つある。
謎2:「死者の声」を聞いてなぜ自殺したのか?
謎3:「死者の声」を聞いてなぜ暴れだしたのか?
で、結果から言うとどれも十分な答えをだしていない。
「死者の声」が特定の人間に聞こえるよう、細工をしている犯人がいる。
どう「死者の声」を特定の人間だけに聞かせているか、がトリックの見どころなはずなのだが、
なんとこのドラマはそれを「そういう機械を作った」で解決させてしまう。
Q.「死者の声」が聞こえるのはなぜでしょう
これは謎解きとは言わんでしょう!!!
Q.朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。これなんだ?
A.そういう生物なんです。
これと同じレベルの謎解き。こんなのはトリックとはいいません。
では、謎2と謎3はどうなのかというと、これが何と説明されないんだ!!!
特殊な機械で女性の声を聞かせていたんですよ、で終わり。ええっ?
なんでその声を聞いたら自殺しちゃったの?
その声を聞いて暴れだして、女刑事を刺した男がいたけど、何で?
呪いじゃないんだから、その理由も説明されなければいけないはず。
その答えはまったく説明されず。こんなのでみんな納得しているわけ!?
あんたの解説見てガリレオが見たくなったわw
いや、湯川先生もその機械作ったじゃん。 それを言うならファーストシーズンだって、 たとえば「人体自然発火」の謎があって、その解決も 「犯人はそういう機械を作ったんです」じ...
だから、それは謎解きになってないんだよ!! その説明で本気で納得しているのだとしたら、本物の馬鹿。