たとえば服とか本とか食べ物とか広い部屋とか可愛い彼女とか、そういうのはあんまり欲しいと思わないんだよね。
もちろん、棚ぼた的に手に入るなら喜んでいただくけど、そのために夜遅くまで働いたりするつもりがない。
生きていくのに必要最低限な金があれば、それでいいやって思っちゃう。
まぁ、現代じゃおんなじような考えの人ってわりと多いと思う。
結局、ナニかのために自分の人生を使いたくないっていう、「自分の人生」っていうモンに対する欲がすごくすご〜く深いんだよね。
そのクセ、生きているのは暇つぶしみたいな冷めた目線で日常を過ごしてるんだから。
ナニかのために使いたくなかった人生を暇つぶしで使うって、なんなんだろうな。
じゃあ今使うか使わないか欲しいか欲しくないかは別として、金に換えときゃいいじゃんて思う時が最近結構ある。
そこで、「働いても正当に金に換わらないじゃん」ていう俺Bが出てくるんだけど、「おまえそもそも欲しいモノは大してねーんだろ?なんでそんなに金にこだわるの?」って俺Aは言う。
俺B「いやいやいや、なんにせよ100円で売れるハズのモノが10円で買われたら嫌じゃん」
俺A「じゃあおまえはおまえの時間をちゃんと100円分元とれるように使えてるのか?平日昼間に同じ道を散歩することにそんなに価値があるのか?したい時に出来るオナニーがそんなにありがたいか?まぁ、それはありがたいかもしれんが......」
俺B「......本当は俺だってこのままじゃどんづまりだって分かってるよ。だけど、自分がなにも出来ない、本当に自分なんて無価値だと分かっちゃうんじゃないか、っていうか、他人に無価値だと思われるのが怖いんだよ」
俺A「おまえはプライドと尿酸値が高いだけなんだ。別に誰もおまえになんか期待してねーよ。おまえは赤ちゃんの時の記憶がないだろうから分からんだろうが、肉体的にも精神的にも沢山の痛い目にあって泣きながらいろんなことを学習してきたんだ。おまえは社会の赤ちゃんだ。それをもう一度やるんだ」
■モノは欲しくないけれど たとえば服とか本とか食べ物とか広い部屋とか可愛い彼女とか、そういうのはあんまり欲しいと思わないんだよね。 (略) 生きていくのに必要最低限な金が...
それは狙って書いているのだと思うが… 服も本も食べ物も広い部屋も可愛い彼女も(もちろんフィギュアも)、 "自分の人生を使うに値するナニか"="欲しいもの" ではないことから、観...