2011-04-25

繊維業界の中での柳井さんの立ち位置

ふと地元の繊維業関係の経営者の人とお話をする機会があった。

日本国内での繊維産業が大変なのは、街の真ん中からその町を支えていた企業がまるごとなくなったりして、大変そうなのはなんとなくわかっていた。

明日中国出張に行くと準備をしていた経営者の人は、毎年、業界から稼ぎ頭の商品が消えて行くと嘆いていた。

百貨店系で売るような高額商品は売れなくなってしまったし、フリースも1枚1から2万もしたのに柳井さんが2000円にしちゃったとか、ダウンジャケットも3000円になっちゃった業界パイがどんどん小さくなっていくことに危惧を感じているそうだ。

かといって、あれだけ数の服を量産できる工場は、すでに日本には残っていないそうで、オーダーを受けたら最後、納期に間に合わなくて、ジ・エンドだなんだそうだ。

震災寄付?100億くらい寄付してもらわないと、業界は納得しないよ」

と、柳井さんの立ち位置業界の中では微妙なんだとおっしゃっていた。

気がつかずして、上から下までユニクロな服装で、こんなお話を聞いて「うんうん」と頷いてたおいらもおいらなんだけども、そんな服しか買えない現実があるのがなんとも皮肉だった。

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