2009-02-12

喪男は何故ネットで女を叩くのか

あれは実は女について語りたいのではなく

自分喪男への認識に対する異議申し立てである。

一般通念のモテない男像はこうだ

1・めげない果敢な挑戦者

2・恋愛セックスへのモチベーションが非常に強い

3・女性に憧れやロマンを抱いている

4・女性に声をかけてもらえると有頂天

コミカルで無様で性善説的なコンセプトのキャラデザインだ。)


現実喪男像はこうだ

1・怯える棄権

2・成功体験も見込みも乏しい分野から退場、逃走中

3・女性嫌悪女性恐怖が潜在意識下にうずまいている

4・思春期の楽しくない思い出の象徴なので苦手意識でキョドる

(上のヤツより好感を持たれにくいであろう人物像だ。

 何より、女性から見ても社会から見てもコレクトでない。)



このようにして日陰を通って社会人になった喪男

ついにデート文化や支配的マーケティングとの接続が切れたハリジャンとして生きてゆく。

不可蝕民も長くやってれば悪くない 自由人気取りのそれなりの自負も芽生えてくる。

思春期に嫌な想いと劣等感のみ押し付けてきた恋愛価値主義に折り合わないままのスタイルを形成したぞ!


―そんな時、喪男達が嫌悪し恐怖するマーケティング恋愛価値主義から手紙が届く

 出席したくない故郷同窓会の通知のように。

「そんな生き方お辛いでしょう、今からでも頭を下げれば我々のヒエラルキの下積みぐらいにしてあげますよ」

「一生彼女結婚相手もいなくていいんですか。ほら、電車男とか草食系とかブームですよ。素直になれば恵んであげますよ」

含み笑いを浮かべ、大喜びで乗ってくることを確信した、上から差し伸べられた手。

こいつら金使わず小金溜め込んでるみたいだから、楽しいことを教えればたっぷり絞れるぞ!



普段は爬虫類のような喪男達もここばかりは声を荒げないといけない

「いらねーよ!」と。「とっくにお前らと縁切りしてるだろう!」と。

「なんだよスイーツ(笑)って馬鹿馬鹿しい!」と。

結婚しそびれた婚活(笑)女を紹介すれば大喜びで下取りすると思ってんじゃねえ!」と。


成り行き、女をいじめ馬鹿にして喜んでるみたいに見られることが多いがそうではなく、

依然として女は嫌悪と恐怖の世界の使者であることは変わらず、

その背後の支配的価値観の含み笑いに全力で異議を申し立てているだけなのだ

(なので、背後が見えない女、アウトサイダー変人女や喪女、には寛容で穏やかな反応をすることが多い)


みなさんもネットの女叩きを見たら、

外敵に圧迫を受けてトサカを広げて毒液を吐いてる、普段は日陰でうごめいてる変なトカゲ

認識するのが間違いが少ないと思う

ジュラシックパークに出てくる珍妙なアレ

  • 別に婚活しているつもりもないけど(笑)結婚しそびれたというのはまあ当てはまりますね。 ―そんな時、喪男達が嫌悪し恐怖するマーケティングと恋愛価値主義から手紙が届く  出席...

    • 下に見ているというか、 「今までちゃんと恋愛してきて、俺よりも優劣が上だったんだろーあン!?」って感じでやさぐれているのをイメージしてください。 http://anond.hatelabo.jp/2009021215...

    • 女にとってのモテと、男にとってのモテは価値がまるで違うから。 そのことは頭の片隅にでもおいといてくれ。

    • http://anond.hatelabo.jp/20090212155204 恋愛価値の世界観でしょ。 逃げ出さずに恋愛してたのになんだか困ったことになっている。 信心してたのに神様からご利益が無かった信者と同じ。 本人に...

  • http://anond.hatelabo.jp/20090212151717 売れ残りはどうか知らんけど 喪女だって心情的には同じなんじゃないかね 喪女が喪男より逃走率低いのは経済的に一人で生きられないことが多いからでし...

    • 喪女も叩く対象は(喪ではない他の)女なような。

    • ブスは家畜以下だの高齢処女だの真性売れ残りだの不良債権だの、散々叩かれてるよ… 喪男にとっての喪女はスイーツ(笑)以上に安心して貶めることができる存在でしかない。 喪女...

      • そして叩かれた喪女はその憤りを喪男ではなく喪ではない女にぶつける。 リア充女氏ねスイーツ氏ね既婚女氏ねの大合唱で。 何つーか、病んでるよなあ。

      • http://anond.hatelabo.jp/20090212201757 そういうの書いてるのは喪男じゃない、 少なくとも喪男的文脈で書いてるのではない 純然たるセクハラ魔なのではないでしょうか 痛いニュースとかで開催...

  • こう言うのを冷笑系って呼べばいい?

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