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はてなキーワード: ライブラリーとは

2007-02-17

3年後Youtubeはまだそこにあるだろうか

グルメなタダ飯食いの戯れ言である。

Youtubeの登場はひとつのエポックメイキングな出来事だった。これによりウェブ動画アップロードすることが非常に簡単になり、一気にウェブ上を流通する動画コンテンツの量が増加した。また、Youtubeが提供するユーザーインターフェースの各所や外部ブログへの対応もシンプルだが使いやすく強力だ。

国内では、個人による動画コンテンツアップロードといえば、アップローダーを通じて細々とやりとりされるものであったか、P2Pネットワークを通じてのやりとりという房事的な行為であった。それが、Youtubeの登場により、品質・サイズ・長さの制約はあるにしても、誰もが簡単に手持ちの動画コンテンツアップロードし公開することが可能になった。その結果Youtubeはオンラインに存在する誰もが利用できるビデオライブラリーとなった。ただしそこで流通している動画コンテンツの内実は、Youtubeキャッチコピーである“Broadcast Yourself”に見合う、利用者が自分で作成した動画コンテンツではない。Youtube開発者は個人のオリジナルコンテンツを公開する場というありかたを考えていたのだろうけど、だれがそんな面倒くさいことをしますか、そんなもののどこが面白いのですかという利用者側の声なき声に支えられて、共有ビデオデッキとして使用されているのがYoutubeの現状である。

YoutubeWeb2.0の代表格として扱われている(*ソースを書く)が、その中央集権型のサービス体制は、食らいついてくるマッシュアップが生み出す2次的な付加の増大に対処し続けることができるのか。

Youtubeも権利者からクレームを受けることが増えて、違法コンテンツアップロードには敏感になっている。つまり、当初のようなオンラインビデオライブラリー(←過去に放送されたテレビ番組の)という位置づけは望めなくなってきている。(確率的な閲覧(=アップロードはされるけれどすぐに消されてしまう))では、オンラインビデオライブラリーたり得ない)

すると、Yoububeは別の存在価値を己に課していかなければならないわけで、目下期待できる使い道は

といった案が思い浮かぶが、前者はめったに面白いものが現れない(知り合いの同士で撮影した動画を閲覧するという使い方はある。mixi動画はそういった用途で始まった)し、後者マスメディアがそこになんらかの儲けを得られると考えなければ流行らないだろう。

Youtubeが潰れるにはどういう流れが考えられるか。資金難で閉鎖するか、偉い人に潰されるか。資金難は、広告で稼ぐというモデルでなんとかなるか。Googleにも買収されたし。いまのところ、Youtube金の卵的な扱いを受けているし。偉い人の件は、常に問題としてくすぶっている。

現在の漠然とした印象では、Youtubeは今のぬるい状態を続けながら、ぬるい動画配信インフラとして存在し続ける気がする。テレビクリップアップロードされては消されるという確率ビデオライブラリー確率的というのは見られるときもあれば見られないときもあるということ)として存続する。その間、別のエポックメイキングインフラ整備(たとえば携帯電話の通信速度高速化や利用料金の定額化・低額化)があれば、何か新しい使い道も見えてくるかもしれない。

2007-01-11

技術者が見るべきNHKアーカイブス

NHKアーカイブス番組ではなく、NHK放送局にある過去番組を見られる施設の方)では、様々な番組無料で見ることができます。その中から、特に技術者向け(特にソフトウェア技術者)の番組を紹介します。

NHKは何を伝えてきたか NHKスペシャル 放送番組全記録一覧+番組公開ライブラリーリスト

パチンコ店の歴史や仕組みがよくわかります。サーバコンピュータにどんな機種をつかっているかは分かりませんでした。筐体は見たのですが、聞いたこともない会社のものでした(SGIとかでもなかったです)。大きさは一般的なパソコン並みでしょうか。OSMS-DOSかな?

また、パチンコの制御プログラムソースコードが写る場面がありますが、アセンブラで書いているようです。ICチップに書き込んでテスト打ちをしているそうなので、当たり前といえば当たり前かもしれません。最も放送されたのは12年前ですから今はCくらい使えるようになっているかもしれませんが。

NHKは何を伝えてきたか NHKスペシャル 放送番組全記録一覧+番組公開ライブラリーリスト

未視聴ですが、おもしろそうです。今のところ、新・電子立国シリーズで見られるのはこの2作品だけのようです。電子立国シリーズは全部見られるようですが。

生徒にグループを作らせて、その中で試行錯誤しながら、おもしろいゲームを作っていくというストーリー。提案する→問題が出る→解決する→問題が出るというスタイルで、分かりやすくて構成がうまいなと感じました。

安藤百福追悼として。

以下は私の趣味ですが

15年前の若者現在30??40代)はこんなデートをしていたのでしょうか?ジェネレーションギャップを埋めるためにもいまどきの若者にこれを見せましょう。もちろんこの番組だけで当時の若者を語ってしまうのは危険ですが、話のネタ程度にはなるでしょう。

未視聴なので特にコメントなし。なぜかYOU関係は充実しています。

なお、視聴するときの注意点をいくつか

  • NHK受信料を払っているかどうかの確認は当然ありませんが、視聴する際に、名前や住所、電話番号を書かされるケースがあります(そうでないケースもあります)。この情報は何に使われるかの説明は受けませんでしたが、後ろ暗いところのある人は見ないほうがよいかもしれません。
  • 視聴する際に、年齢、性別、都道府県を選ばなければなりません。これは全国どこでも一緒だと思われます。
  • ネットで番組検索(視聴は不可)することも可能ですが、なぜかここでも年齢、性別、都道府県を選ばなければなりません。
  • IDパスワードを登録をすれば、お気に入り番組リストを保存することができます。(追記:WEB上ではできません)
  • 地方によっても異なりますが席は2席ほどしかなく、視聴時間は1回につき1時間から2時間のようです。

2006-11-14

[]スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳『グレート・ギャツビー』(中央公論新社・刊、村上春樹翻訳ライブラリー)p247より

僕は三十歳になっていた。目の前にはこれからの十年間が、不穏な道としてまがまがしく延びていた。

(中略)

三十歳――それが約束するのはこれからの孤独な十年間だ。交際する独身の友人のリストは短いものになっていくだろう。熱情を詰めた書類カバンは次第に薄くなり、髪だって乏しくなっていくだろう。でも僕の隣にはジョーダンがいる。この女はデイジーとは違い、ずっと昔に忘れられた夢を、時代が変わってもひきずりまわすような愚かしい真似はするまい。車が暗い端を渡るとき、彼女はいかにもくたびれた様子で僕の上着の肩に顔をこっそり寄せた。そして誘いかけるように手を押しつけてきたとき、三十歳になったことの暗い衝撃は、僕の心から遠のき霞んでいった。

[ISBN:4124035047]

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