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2010-06-03

Hi=Fi 1/5

夜が僕の部屋にやってきた

部屋は暗くてマックブックが僕を照らしている。the tuss『Rushup I Bank 12 』が流れている。外は群青色。

僕の耳元でギーガーが囁き出す。僕は狂っているフリをしている。

NO NO NO. 僕は狂っているフリをしているフリをしている。

セクシャル意味言葉を教えてくれよ」って声が聞こえる気がする。腹が減っている。ジャングルから何かが抜け出して僕にまとわりついている。俺の言葉きこえるか?あーあーあー。

夕方から夜への変化は高速だ。青が黒になっていく。バイバイ

ジャングルジムみたいな都市を這い回るbitとそれにまつわる僕たちの幻想社会という幻想言葉を打ち出せば新しい幻想を君の頭が君の頭自信に幻想を見せる。タイプbit化→イーサネット→表示→視覚キャッチ脳内変換→幻覚

真っ暗な部屋が好きだ。肉体に意味がなくなるみたいに。感覚を研ぎ澄ませ。生活の雑音を音楽に置き換えてセックスをしろ。オセロの決着みたいに本能意識を埋めろ。

群青は今や黒に限りなく近い。自動筆記をする亡霊を作る機械仕掛けbotの群れ。

お前の意識はお前のものかって、Gigerが室内冷蔵庫の唸りを隅のほうで齧りながら言っている。君はたぶんズールー族の洗練を受ける必要があるぜギーガー

言葉は何度もパイプされて行き着く果てで奇形言葉が夢をもたらす。2ホップ邪悪存在に触れることだってできる。キマった目の映像リアルタイムで放映していた綺麗な女の子。いくつもの視線は決して孤独を埋めない。

気づかないうちに青色は消えた。灰色だ。都市の光を反射して黒であることできない空だ。あらゆるルートを探索するうちに幻想は消えてしまった。012345678909876543210

SFみたいに俺の記憶を全部レーザービームでずっと向こうに打ち放ってくれよって、鳥が鳴いてる泣いてる。ずっと先のあの向こうに行きたいんだって。そうしたらこの都市を燃やしてくれよ。

パチンコの台に機械を仕込んで店長グルになって儲けた金を大型草食動物を殺した肉食動物みたいに分け前を食い散らかしていると、向こうから見たこともないような綺麗な羽を持った鳥がやってきて、その鳥を金で買った。その鳥はアイドルになって沢山の視線を集めたいって言っていた。

孤独な鳥は鳴いていたけれど、僕たちは尻尾を振って怯えたままそれを眺めていました。決して唱えてはならない秘密呪文を唱えると缶詰から亡霊が這い出てきて僕に本当のことを教えてくれたけれど。夢から醒めて鳥のヴァギナに色とりどりのポスカ差し込むうちに忘れてしまった。

遠く遠くで真っ赤な隕石が通り過ぎている。ポスカを抜き取ってそれを描写しようとすると鳥は嫌がっていたし、向精神薬がなくなればカフカは落ち込んでひたすら押韻チートコード集を集めていた。

2008-02-12

イヌ餓死

ある芸術家餓死寸前のイヌを展示して「イヌ餓死」という芸術発表した。やせ細ったそのイヌは、薄暗い部屋に置かれた太い鉄格子の折の中で、もちろん餌も与えられずただ放置されていた。イヌはときおり頭をもたげては、虚空を虚ろな目で見上げたりもしていたが、体を起こすだけの力もないらしく、またぐったりと横になってしまうのだった。

芸術家は、これはまだ最初の布石に過ぎず、私が表現しようとする芸術の準備段階だと宣言した。「イヌ餓死」だけでも非人道的なのに、それが準備段階に過ぎないと宣言したことで、様々な人から非難が集中した。ネットでは芸術家ブログ炎上し、自宅には反対するグループ押し寄せ、それらをマスコミが取り上げ更に盛り上がり、収拾がつかない程に社会問題化した。

しかしそれだけの騒ぎになっても、芸術家は展示を取りやめ様とはせず、コメント発表しなかった。その間も、イヌ餓死することなく、あいかわらず衆人の目の中で生き長らえていた。

芸術家沈黙する中で、憶測と中傷だけが勢いを増していった。そんな折に、事態が一転した。とある過激な動物保護団体の者たちが、高い塀で囲まれた芸術家の家に、自家製の火炎瓶を投げ込んで放火したのだ。古い木造の家はあっという間に燃え上がり、家で寝ていた芸術家は逃げる間もなく焼け死んでしまった。

芸術家の死により、「イヌ餓死」の展示は中止となり、死にかけていた檻の中のイヌは無事に保護された・・・かと思われた。しかしイヌを助けようとした人々は、その折を開けてみて驚いた。そこにいたのはイヌではなかった。精巧に作られたイヌオブジェだったのだ。簡単な機械仕掛けで、ときおり首を持ち上げるような動きをする。たったそれだけのものだった。

そこへ美術館の館長がやってきた。これだけの騒ぎになりながらも「イヌ餓死」の展示を取りやめず、芸術家と共に非難を浴びていた人物だ。その館長が、持って来た封筒から手紙を取り出して皆の方へ見せた。それは死んだ芸術家の手記だった。手記にはこう書かれていた。

「この展示には3つの目的があります。1つ目は、私が作ったイヌオブジェがどれだけ人に『本物のイヌ』として見えるかを確かめること。作品を見た人に本物だと思ってもらえること。これこそが今の私にとって、芸術家としての望みです。2つ目は、動物に対する愛情を再確認して欲しいといこと。このみすぼらしいイヌを見て、人々はかわいそう、と思ってくれるでしょう。そして動物への虐待や安易なペット化を再考してくれることを願います。3つ目は、人の強さを確かめること。もしこのイヌを本物だと思ってくれる人がいるなら、きっとこのイヌを檻から解放してくれることでしょう。そういう強い人間が出てきてくれることを私は期待します」

そして手記の最後にこう書かれていた。

「私と共にある32匹のイヌのために」

勝手インスパイアされて書いちゃった)

2008-01-14

猟奇マンガ殺人

タクシードライバー」、「機械仕掛けオレンジ」や「マトリックス」の影響を明らかに受けた殺人事件だって発生してるんだから、猟奇マンガの影響を受けた殺人だったあって当たり前だと思うのだが。ニーチェかぶれが起こした殺人もあるよね。

マスメディアが「猟奇マンガを見てる奴=殺人予備軍」みたいな偏見を煽ろうとしてるから、それに反発するのはわかるんだが、マンガにしろ映画にしろ、何かしら人に影響を与えたいと思って作ってるんだから、その影響が殺人事件という形で現れる場合もあるだろ。その因果関係を調査するだけの価値はある。そこを全否定されてもなあ。「マンガは結局フィクション殺人事件を引き起こすような、そんな力はない」なんて。

そういう人はマンガを擁護したいんだろう。それだけマンガ好きだということ。

だから「自分の人生に影響を与えたマンガ」を持ってるはず。それなのにマンガ犯罪のきっかけになる可能性があることだけは全力で否定するんだな。

そういえば、この前「オーシャンズ11」に憧れた少年窃盗団逮捕されたことが報道されたよね。

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