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2007-11-15

ニッポンIT業界絶望論についての考察

http://japan.cnet.com/blog/kenn/2007/11/09/entry_25001425/

↑これについての考察です。

アメリカなら、ソフトウェア世界で本来の意味でモノ作りに携われる仕事がたくさんある。グーグルとかマイクロソフトとか、メジャーどころを足し上げていくだけでも10万人以上の雇用吸収力があるから、ごく平凡なスキルプログラマでも大企業でそういった仕事に就く機会がある。それなりにいい給料で、ステータスもあって、定時に帰るという満足な生活を営むことができる。そういう意味では、外国人労働者との競争とかレイオフみたいな要素もあるけど、アメリカ人にとってのソフトウェアエンジニアという職業日本に比べたらずいぶん楽できているのは間違いない。

これは極端な例を挙げているに過ぎない、日本だけそうであるとは到底考えられない。更に下の引用のように(日本の)IT業界が忙しいのは競争が働いていないからではない。(詳しくは下に書く)

しかし、本来ならそんな生産性の低い企業市場メカニズムによって退場させられるはずなのだけど、なぜか日本ではそういうことが起きない。情報大航海プロジェクトみたいなのに代表されるトンデモなバラマキ政策などで植物状態にもかかわらず酸素だけは供給されているから、もうそろそろ死なせてあげるべき企業が死ねてないのだ。みじめとしか言いようがない。

これも視野が狭い。今の社会では政府の役割として市場の原理から競争力の無い人を守る仕事が含まれる。なぜ今、格差社会がこれ程大きな問題となっているかという現状が少しも理解できていない。赤城智弘が『若者を見殺しにする国』で戦争するしかないとまで切実に訴えているようなワーキングプア、働いても働いても楽にならない人たちがいるということを今この時期に見落としているのは最早致命的だ。

更に言うと見通しが浅すぎる。明石散人が『日本語千里眼』で書いているように、250年の平和を維持した江戸時代は敢えて「不便」を採用した。大きな川に橋を架けないことにより宿場町をつくり、参勤交代により街道を賑わした。それに日本には馬車がなかった。そして、この不便がバッファとなり明治維新の原動力となっていく。江戸幕府が先を見据えて「不便」を信条としていなかった可能性と、今の政府バッファ(産業のパイの大きさ等々)を作り出すために非効率な施策を打っている可能性が同じくらいだったとしても、少なくとも市場による競争原理を至上とするネオリベラリズム全開の考え方は明らかに偏っている。

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先に書いた「IT業界が忙しいのは競争が働いていないからではない」これも当にこのことによる。1つ例を挙げると分り易いと思う。「米の品種改良が奇跡的に進み、苗作りから収穫までが1ヶ月で行えるようになった。」この時、稲作農家仕事は楽になるだろうか?米の収穫が年10回になり、稲作農家が今の数倍多忙になることは想像に難くない。市場競争原理とはそういう風に働くものだからだ。

IT業界の忙しさは上の例の歪(ひずみ)だ各産業は市場競争に勝利するために何をするか?宣伝と効率化、落ち着くのは大方そういうところだろう。各産業の各社が効率化、IT化を図る。スピード勝負だ。それも1回こっきりではない。繰り返し何度でも効率化する。当然、IT業界(SI)の開発納期は短くなる。新しい技術など導入している暇が無い(あるいはそれを突破するほどの技術革新は起こっていない)、技術者(管理者)は忙しい、労働時間必然的に長くなる。そしてまた「宣伝」もITの分野となった。

上で引用したアメリカメジャーどころが楽に仕事をしているとすれば、間違いなく競争しなくても勝てるところまで成長しているからだ。金持ち喧嘩せず。ある意味市場競争というスゴロクでアガリになった企業だからだと言える。余暇にこそ文化的な創造が可能になるということの緩い体現なのだ。

ネオリベの支配は相当だ。外国に行ったくらいで逃げられるはずが無い。それがグローバリゼーションだ。IT業界はなかなか滅びないだろう。ネオリベという軍隊の尖兵だからだ。新兵がいなくなることは有り得ない。(不人気の煽りで金銭的な待遇は今より良くなる可能性はある。ただ、今は技術者の質を落とすことで凌いでいるようだが・・)

そういう意味でIT業界絶望だと言えるだろう。

その結果、そもそも本質的には供給過剰だった多くのSI企業倒産するか併合され、おそらく数社の大手ブランドと超小規模なブティックに収束することになるだろう。そして一時的には今以上に「見かけ上のサービス供給不足」が起きるが、ユーザ企業はむしろ「無きゃ無いで、割と平気だったのね」という真実に気付かされるだろう。

こんなハッピーエンドは無邪気すぎる。

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だからと言って全てを否定する分けではない。

受託開発の世界のどこにイノベーションがあるのだろう?

受託開発の世界には、そういったエキサイティングな革命歴史とはどこにも接点がない。

こういうことを切実に考えるSIerがいることは、事実なのだろう。上の2つの問い、これは重要だ。これを憂うべき問題として表出させたことには大きな意義がある。そして、これを解決し「イノベーション」や「エキサイティングな革命歴史」を実現すれば仕事の忙しさ、辛さに耐えていけるのだ!!・・・一時的に。

上に書いた米(こめ)の例を顧みるまでもなく「イノベーション」や「エキサイティングな革命歴史」がIT業界を楽にすることは無い。ネオリベの新兵に休息は似合わない。ここまで読んできて大袈裟なと考える人もいるだろう。けどそれは、これらの自体を大袈裟だと感じてしまうほどネオリベに染まっているのだと言っておきたい。

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ただ、上の絶望は(SIerである)私の絶望ではない。IT業界絶望でもない。ネオリベリスト絶望だ。勿論、市場経済資本主義の全てを否定する気はさらさら無い。今の社会でその生活は辛すぎる。しかしかくのごとく、ネオリベの果てには救いが無い。

私はもっと別のことを考え続けたい。(世界に)救いが無いわけでは無いと。1つ言えるのは、極端なところには答えが無いということだろう。

2007-10-24

http://anond.hatelabo.jp/20071024150823

姫セン(笑)ひらパーのパクりみたいな愛称の。

いや、西宮生まれ姫路育ちの明石在住なんですが、ほとんど行ったことがないです。

姫路人なら、やっぱ手柄山遊園地でしょう。ほとんど行ったことないけど。

http://anond.hatelabo.jp/20071024132616

兵庫とはえんもゆかりも無い者だけど、

確かに兵庫県って言われても、都市の名前が浮かばない。

明石とか神戸とか言われたら、「あぁ??」ってなるんだけど。

明石って言われたら明石焼きだし、

神戸っと言われたらやっぱり地震だなぁ。

http://anond.hatelabo.jp/20071024132233

でも兵庫県人間って、兵庫県出身です、と言わなくない?

私は明石在住だけど、明石ですー子午線通ってるとこですよーって言う。

兵庫県という県自体がマイナーだからかな。佐賀とか島根みたいにマイナーなことが逆にネタになるレベルではなくて、普通マイナー。それとも中で結構各地域バラバラだからかなー

2007-09-21

実況が困りそうな野球スコア

http://anond.hatelabo.jp/20070921053307

2007-09-20

床屋政談を書くのに増田ほど適当な場所もない

http://anond.hatelabo.jp/20070920183803

いやー。福田さん総裁首相。ねー。

おれさ、福田さんけっこう好きなの。政治家前は丸善石油コスモ石油)でリーマンやって課長までなって、ってのも経歴としちゃなかなかだし、「あの」小泉の下で手堅く仕事してたのも。今となっちゃ理想論すぎる「福田ドクトリン」の継承者を標榜してるのも。ネトウヨに評判は良くないみたいだけど、ホラおれ市民だから。

まあ何よりあの邪悪な知性というか、諧謔味が大好きなんですわ。

「おれ以外は全員バカ」と公言しているかのような会見の表情が。

著書の聞き手に明石散人をチョイスするあたりにそのセンスが爆発してる気がする。

asin:4584188602 (内容は……あまりに「頭のいい」回答ばかりで面白味には欠ける)

だから福田政権には複雑な思いがある。

まぁ常考、次の政権は短命に終わるわな。参院選の流れが次の選挙まで波及するだろうことは想像に難くないから。福田首相増税スケープゴート&影の功労者へのご褒美的ポストとされ、麻生はその次あたりの長期政権用にとっておく、という意図が見え見えな感じ。

で、まぁいくら好きだからといって、福田が一国のリーダーとしてふさわしいか、というといかにもミスキャスト。優秀なナンバー2ではあっても、リーダーシップとかカリスマ性に関しちゃ安部どころか森にすら劣るだろう。まぁ何というか、親子そろって良く言えば実務内閣、有り体に言ってしまえば敗戦処理投手の任を押し付けられるあたりが趣深いと言えば趣深い。

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