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はてなキーワード: 山笑うとは

2023-03-29

山笑う、と言う季語を実感した話

山間部へ旅行した。

桜が満開のこの時期、山々の中に薄桃がまじり、木々の葉も同じ緑といえど、深さがそれぞれ違う。山が明るく見えた。春が来た、ということはこの事か、と実感した。

冬の頃の緑は黒く、深い。

春の季語で「山笑う」と言うのがあるけれど、初めてこの季語を作った人は天才だと思う。

冬の山は緑が深くなるばかりか、葉も落ち、雪も降る。山を見上げながら育ったけれど、冬になると一段と静かになったのは、目に映る風景によるものも大きかったと思う。

春になりその沈黙が終わると、何故か分からないけれどワクワクしていた。私はその風景を見ていたはずなのに、すっかり忘れてしまっていた。

さすがに幼い頃のようなワクワクはない。けれど久しぶりに見た、目の前に広がる風景が、手垢のついた表現だけれど自分に笑いかけてるように思えた。そして、まさに山笑う、とはこの事なのだな、そう思った。

2019-10-28

好きな季語を教えて

この前『ふらここ』という言葉を知った。意味ブランコ。そんでこれは春の季語らしい。ブランコが春の季語ってのは分かるようで分からないようで何か面白い

山笑う山滴る山粧う山眠る、の山シリーズも好きだ。特に山笑う』『山眠る』の大らかさがたまらない。はてなのみなさんはお気に入り季語ってある?

 
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