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主席として三回、副主席時代の歴訪を含めると合計五回、アフリカ諸国合計20ヶ国を訪問したことになる。
『フィナンシャル・タイムズ』(09年2月10日付け)は、中国のアフリカにおける「資源目当て」外交、その横暴な振る舞いを批判した。
とくに露骨な投資がコンゴに向けられており、道路、鉄道、学校、病院の建設に北京政府は90億ドルもの資金を投入する。
何が狙いか? 交換条件は銅鉱山だ。銅の鉱脈に付帯するのがレアメタルの代表=コバルト。これがないとハイブリッド車のエンジンの触媒や高速輪転機の裁断機などが生産出来なくなる。
つまり戦略物資の独占的確保である。
かつてコンゴの内戦はコバルト鉱山の権益をめぐって争われ、ベルギー、フランスなどが落下傘部隊を投入してコバルトを守った。
モブツ・セセ・セコという大統領が同国に君臨していた時代、凄まじい汚職に国民は疲弊し、一方で、モブツは大統領専用機に、秘書官三十数名を連れて欧州にたびたび出現し、保養地で遊んだ。
秘書官の大半が美女で、何故「秘書官」か分からないほど政治も国際情勢も知らなかった。
中国はスーダンとアンゴラで石油鉱区を保有し、輸入石油の20%前後は、この両国からである。ナイジェリア、タンザニアにも触手を伸ばしている。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」(2月12日)によれば、中国国有企業の「シナルコ」(CHINALCO)は、豪州最大の鉱山リオ・テント社の窮状を救うために現金で195億ドルを投じると報じた。
引き替え条件はレアメタル、鉄鉱石、銅山、石炭などの鉱区。転換社債とも引き替えるので、CHINALCOは、いきなり9%から18%株主になる。
道路、鉄道、学校、病院の建設に北京政府は90億ドルもの資金を投入しているが、交換条件は、ずばり銅鉱山だ。
銅鉱脈に付帯するのがレアメタルの代表=コバルト。これがないとハイブリッド車のエンジンの触媒や高速輪転機の裁断機などが生産出来なくなる。
つまり戦略物資の独占的確保である。
かつてコンゴの内戦はコバルト鉱山の権益をめぐって争われ、ベルギー、フランスなどが落下傘部隊を投入してコバルトを守った。
総額200億ドル、世界一の保険会社AIGのアジアビジネス部門をごっそりいただこうと言うわけだ。
倒産かどうかで揉め続けているベルギー最大の銀行フォーティスにも中国は触手を動かしている報道がある。
ともかく金融危機直後から中国の首脳は「もう海外投資はしない」と言ってきた。
温家宝はロンドンで「米国債を継続的にさらに購入するのは熟慮する」と消極的な姿勢を見せた。それから十日も絶たないが、「米国債の購入継続は規定の方針。中国は購入をやめると人民元高騰に陥るためやむを得ず、米国債購入を続けざるを得ないようだ」(同フィナンシャル・タイムズ。同12日付け)。
中国は積極路線に再転換した可能性がでてきた。
anond:20080430081304の参考資料
ふだんは中国共産党のやりように激しく批判的な北京在住の知識人でも、チベットについては、中国が「解放」するまでは「奴隷」だったのに、感謝するどころか恩知らずで、中国に対して暴力的だと話す。「中国なしでどうやってチベットが国家として成立するというのか? 解放前は食べるものもなかったというのに」
チベットをめぐる認識ギャップ 西側はそう見るかと中国、怒る――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
東京の銀行に勤める上海出身男性(45)は89年の天安門事件をきっかけに出国した。一党支配を続ける共産党は好きではない。政治に興味はないし、リレーも最初は見るつもりはなかった。
だが、各地の抗議活動を見て気が変わった。「中国にも問題は多いが、聖火の妨害が起きることまで、一方的に中国を悪者扱いするのは我慢ならない」。西側メディアの不公平さを訴えるため、自らチベット問題のビラを作って沿道で配った。
相次ぐ妨害が、体制を嫌って外に出た中国人の心にさえ火を付け、わき起こる愛国心が皮肉にも、北京五輪と中国のイメージを変えていく。
asahi.com:聖火リレー 燃え広がる愛国心、冷める世界 - 社会
中国政府や中国人(除くチベット人)が反発し、ダライ・ラマ派との対話を再開する雰囲気づくりが難しくなってしまった。
中国政府の中にも対話派と強硬派がいると思うのだが、中国人民のナショナリズムが高まったことで対話派の行動の余地が狭められてしまった(下手に落としどころを作ろうとすれば、弱腰だと批判される)。
それにしても、上記の例のように中国人のナショナリズムに火をつけた(あるいは、火に油を注いだ)のは海外の抗議活動であるのに、中国国旗を掲げて繰り出した中国人を異様な存在のように見なすのはどんなもんだろうか。
はてブでこのニュースをみて日本の心配している場合じゃないだろと思った。
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20070122-01.html
日銀、大混乱―フィナンシャル・タイムズ社説(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
宮崎の県政が悪くいわれてるけど、日本としても十数年には絶望的な予測しかたたない…。
借金ともかく人口がね。少子高齢化とかいうけど「化」じゃなくて、既に致命傷ですから。
いや、債務もすごいけどさ…。総合的に考えて長期投資対象としてあまり見込みないよね。
http://www.geocities.jp/mkqdj167/japan.htm
はてなは新境地を探して米国にいったわけだけども、その米国が経済的に沈むのが時間の問題。
http://www.brillig.com/debt_clock/
こっちは日本より深刻。対外債務多すぎ。
しかしまー日銀の2000年のこの恐ろしいまでに外れた予見は何だろう。
http://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/wps/kako/iwp00j05.htm
米国の財政収支は、98年度に黒字に転化した後は着々と改善を続け、先行きの見通しも度々上方改訂されている。これに伴って米国債市場も縮小を続け、今後10年間に国債市場がなくなってしまう可能性も議論されている。本稿では、こうした薔薇色にも見える米国財政および米国国債市場の現状と...
なんで日銀だけ未だにドルを買い続けてるのか?その理由がなんとなくわかった気がした。
あと、やっぱり次(2008??)は中国だと思うんだけど、こういう事いうと叩かれるんかな。