早起きしてしまったら朝にカップに熱い湯と煎茶のパックを入れて待っていたら、目を擦りながら
同居人が下着でリビングまでやって来た
どうやら起きてしまったらしい
「おなかがへった」と舌足らずな言い方をして、
半分に割ったクラッカーをひょいと食べた
私が食べようとしてたやつだった
それで「なんかのみたい」と言うし
覚ましていた煎茶をらあげたら、幼児みたいに
ゆっくり飲んだ。もう半分のクラッカーもあげた
「クラッカーとお茶、合わないね」
機嫌が悪そうにそう言って同居人は布団の方へ戻っていってしまった
仕方ない、もう一つクラッカーを開けるかとらた箱を探したら既にゴミ箱の中だった
そう言えば最後の一つだった
悲しみにくれながら、同居人に布団をかけてやりながら私は早起きなんてするもんじゃないなと
思った
外を新聞配達のバイクが走っていった
夜明けにはまだ早いらしい
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