2024-01-10

大地震大津波国生み神話と関連がある可能性は低い、という意見がこの論文では書かれているようだ

加藤茂弘「淡路島の地形と地質 砂嘴・砂州の形成と神話との関わりの背景「鳴門の渦潮」と淡路島の文化遺産

神話の成立時期が1~2世紀編纂されたのが7世紀

淡路島周辺で地震による陸地の隆起は最近2000年では発生していないらしい

しろ大津波砂州などが消失することの方が多いだろうから国土の増大を語る神話にそぐわない現象の方が多く発生しているという見方

とはいえ

大地震に伴う地殻変動大津波によって、沿岸部の隆起・沈降や砂嘴砂州消失が生じる例も知られている。これらのことからすると、砂嘴砂州を含む海岸地形の急速な変化が古代人の思考に少なからず影響した可能性を、完全には否定できないだろう

とも冒頭に書かれている

日記

  • 神話として成立する前の時期に「海底隆起による陸の出現」を観測していて、その話が口伝されて神話に取り込まれたとかもありそう。

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