2024-01-07

anond:20240107104540

個人的には、過去に戻れたとしても、よっぽどの強い意志が無い限り、過去は変えられないと感じている。

なぜなら、過去を変えなければ、その過去自分の知っている過去なのだから自分未来を知っているという優越感を持つことができるからだ。

人々が未知である未来右往左往している最中に、「これは結局、○○になるんだけどね」とほくそ笑むことができるわけだ。

また、明日自分に起きるだろうトラブルにも慌てることは無くなる。

それらも既に経験したものであり、未来には解決しているのを知っているわけだからトラブルに慌てることも無くなるわけだ。

これは本当に素晴らしいことだった。毎日安心感に満ちていた。未経験トラブルという苦痛が訪れないことの幸せ

そういったある種の安心感を捨てて、別な道を踏み出す、別な未来を掴み取るというのは心理的に極めて難しいと思う。

なので、たいていの人間は、過去に戻ったとしても、その優越感や安心感を捨てることができず、過去を変えることができないと確信している。

少なくとも私には無理だったのだ。

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