ワイ、中年の男。
中学の頃、母親と一緒に歩いてたらクラスメイトに見つかって「親と歩いてるなんてダセー!」とか言われて、それ以降、親と一緒にいられなくなった。
成人してからも、親と一緒にたまに旅行に行くって女友達に話したら「マザコン?」とか言われて、初めてそういう概念があることを知ったし、やっぱり一緒に居づらくなった。
ただ純粋に母親と一緒にいたかっただけなのに、余計な概念を知ってしまったせいで、周りの目が気になってしまったせいで、遠ざけるようになってしまった。
突然そっけない態度になったせいで、親も寂しがってたかもしれない。
当時の自分の馬鹿野郎、そんな周りのことなんて気にせずに、自分の気持ちを大事にすればよかったのに。
そして、どうして周りの連中はそんな余計なことを言ってくるのか。
大した悪意もないんだろうけど、誰もそんなこと言わなければワイのような人間でも純粋に親といられたのに。
幸い、母親はまだ健在。
もう高齢になってきたけど、残りの時間は大事にしたい。当時の穴埋めをしていきたい。
この歳になってやっと、自分の気持ちを大事にしていいんだって思えるようになった。
もう流されないぞ。
それがいい。 おれも母が老い先短い上に病気で外出できないから、二週間に一度は実家で一緒に晩飯食べてるよ。
気付けてよかった
介護で通るしなんら恥じることはない