生産性と聞くと高品質のものを沢山作る能力のように思える。確かにそれも一つの側面だが、計算式には人件費も加味する必要がある。
アメリカのプログラマーが「高品質のものを沢山作る能力」が日本のプログラマーの3倍あるとしよう。
アメリカのプログラマーの人件費は1200万円、日本のプログラマーの人件費は400万円。
日本のプログラマーが「特定の品質のものをどれだけつくれるか」に関する能力をxだけ持っているとすると、
アメリカのプログラマーの生産性 = (3x)/1200 = x/400
ではなぜ日本のプログラマーの生産性が低いと言われるかというと、ビジネスが下手で利益を出せないからである。
能力に関しての開きは3倍だったかもしれないが、ビジネスの魅力に関する開きは100倍に及ぶかもしれない。