昔々あるところに
優秀な設計屋さんがいました。
彼の悩みは、部下が自分のレベルまで育ってくれないことでした。
そこで、ある本に書いてあった「優秀な部下を育てるコツ!」を試してみることにしました。
そこで、お客さんの要望を聞き、どんな家にしたいかプランを練ってこさせます。
下絵が自分のレベル(お客さんの要望は関係ない)まで達していないので、リテイクします。
部下の書く下絵が、自分のレベルまで達するまで、リテイクを続けます。
(お客さんから催促が来ても、部下を育てるためなので関係ありません。)
自分のレベルまで達したか、時間切れの場合に下絵と概算の見積を提出します。
結果的に、お客さんの要望をより多く踏まえた案(一番最初の下絵)が採用されます。
これにより、優秀な設計やさんは、優秀な部下を手に入れたのです。
しかし、優秀な部下はメンタルをやられてしまい、次々と辞めていってしまいました。
そして優秀な設計やさんは、一人になりました。