三越伊勢丹ホールディングスなど百貨店大手5社が発表した11月の既存店売上高(速報値)は、全社が前年同月を上回った。旅行機会の増加で国内客への衣料品販売が好調だった。10月の水際対策の緩和でインバウンド(訪日外国人)消費も回復し、免税売上高が大きく伸びた。
この10.2%は、前年同月と比べたものなので、前月と比べた動きがどうなっているかは示していません。前月比をみると10月:0.9%、11月:0.8%、12月:0.5%となっており、足元の動きとしては伸び率が鈍化しています。従って、物価上昇の勢いは弱まっていると理解するのが正しいのです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC30AHU0Q2A131C2000000/