中学時代に理数科目の授業が840時間あった52~60歳(調査時点)の世代は、1人あたりの年間特許出願数が0・156件だったが、授業が735時間に減った40~51歳は、出願数が3割ほど減って0・108件に。さらに授業が減った31~39歳は、出願数もさらに少なかった。
研究チームは16年にも別の調査会社を使って同様の調査をしている。特許出願数は一定の年齢を過ぎた頃から増えるが、年齢と出願数の関係をみると、今回の調査は前回からちょうど4歳ほど年をとるかたちで、同様の傾向が見られた。このことからも、出願数に世代が関係していることが確認できる、としている。
いまどき、特許って出願して儲かるの? 12、3年前、南武線に乗ってたら、NECか富士通かの研究所の人たちが「今期特許のノルマが〇件あるんだよねぇ」とか話してたけど、そういう大企業の半ば義務化した出願以外に、若い技術者があえて特許を出願しよう、となるモチベーションってあるのかしらん。