物語というか掌編
いつも嫁さんに暴力を振るってる亭主がいて、子供はいない。そういう貧乏な夫婦がとある町に暮らしていた
自分たちの町は大丈夫だろうと高を括っていたところに、まさに軍隊による襲撃が発生して、二人は近くにあった山の山道に逃げ込む
あわや、銃撃されそうになった瞬間、亭主の方が嫁さんを庇って飛びつくわけ
で、その直後、銃声が響くんだけど
その銃声が響く直前、嫁さんは空っぽだった亭主の表情が変わるのを見たの
それは、明らかな後悔の色
何で俺はこいつに飛びついちまったんだ、という後悔の表情
で、銃声が響いて、亭主は撃たれる
そして、一人残された嫁さんは暴行されそうになるんだけど、ボーっと旦那の死体や、死の直前に旦那の顔に浮かんでいた、後悔の色のことを考えている(死体の顔は再び空っぽの表情へと戻っている)