https://getnavi.jp/book/227171/
このサイトに、
ちなみに、尊敬する人生の先輩は、いつも「愚妻」と称している。愚妻って、謙遜とはいえなんだか妻のことを悪く言っているようで、正直あまりいい気持ちがしなかった。だが、「愚」は自分のことを表しており、「愚かなる自分」の妻、という本来の意味を最近知り、これまた勝手に気恥ずかしい思いをした。なお、本書ではこのように紹介されている。
■妻の場合
相手側:奥様、ご令室
やはり、「愚妻」はマナー的にも◎だったようだ。さすがは先輩!
とあるのだが、まるで『ニッポンのおつきあいとしきたりの心得帖』に、「愚妻とは「“愚かなる自分”の妻」のこと」と書いてあるかのような「やはり」だ。
しかし、調べてみてもそんなことどこにも書いていない。
「愚妻とは「“愚かなる自分”の妻」のこと」の出典はどこにあるんだ?
まあ、そんなもの無いのだろうけど。
1928年刊行の松下大三郎「改撰 標準日本文法」には、「所有卑稱」の例として「愚妻」が挙がってるね。 所有卑稱 所有卑稱はその物の所有者を卑しめていふ相である。所有卑稱には ...
アリガトウ!