2021-08-18

anond:20210818132847

そうか…(この時、俺はとても悲しそうな表情をしていたと思う。 多分、増田はこの胸チラしてくる少女と将来的に結婚は愚か周囲に近づく事すら出来なくなるだろうな、と想像してしまたからだ。 きっと、増田はこれから先成人した少女に「駄菓子屋のおじさん、私、大人になったよ。だから結婚して」と言われる未来を待ち続けるのだろう。 季節が巡る度に、あの日約束を思い出していくのだろう。 しかし、少女はそんな増田のことを忘れて大人になるのだ。 ある日、増田という大人がどういう目で自分を見ていたのかを理解して嫌悪感身体中を這いずり回って子供の頃行った駄菓子屋に近づけなくなるのだ。 思い出さなくなるのだ。 だけど、増田は待ち続ける。 いつか大人になった少女が待ち侘びた増田に新たな春を告げることを待ち続ける。 二度と来ないその少女を想いながら。 そんな無邪気で残酷約束想像して悲しくなってしまった。 気持ち悪さと悲しさが同居した不思議気持ちだった。 八月はまだ半ばのことだった。)

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