2021-03-13

いつかの夢

実家の下の部屋でパーティみたいな事をしていたと思う。

家族ではなくもっと社交的な集いだった。

喧騒を後にして、手元にある

最新のカセットウォークマンを眺めた。

何か今大切に聞いている音楽カセットが入っている。

僕は旧式のものも欲しくなり、オークション検索して、一通り眺めたけれどやはりいらないなと思って画面を閉じた。

僕の小さな部屋。

気付くとあの人がそこにいた。

僕はフリースを着ていて少し汗ばんでいた。

もうあの時のあの人の年齢をとっくに超えてしまった。

いつでも示唆的なことを言う。

気付くと向かい合って横になっていた。

懐かしい感じ。

最近事務所引っ越したって?どこに?どのくらいの広さ?

僕のよく知っている物件だったけど、それ以上はわからないって。

トライしている事があるけれど、僕になんかできるはずないんだ。

あなたは?

はっきり言って

最近ダメなんだ。

なんでそんなことを言うの?

はっきり言って何も出来なくなってしまった。

からずっと寝てるんだ。

あの人が向こうを向いて平行状態になった。

腰に懐かしい曲線と柔らかさ、吸い付きを感じた。

あの人は悲しそうに微笑んで、

もう別れるからなんでも言える、普通に働けばいいじゃないと言った。

僕はそこで目が覚めてから普通ってなんだよと思った。

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