2021-03-07

ガルシア・マルケスと蟹

大学講義で読んだガルシア・マルケス短編で、蟹の描写が印象的だった

浜辺の寒村が舞台で、マルケスらしい、よう分からん話だった 海から花の匂いがするとか、海底に死者の王国があるとか、そんな感じだった気がする

蟹の描写は(たぶん)本筋とは関係ない

心優しい男の心優しさの具体例として、「夜の間に部屋に入ってきた蟹を潰さず、手で掬って外に出す」みたいなのが出てくるのだ

蟹が?夜の間に?部屋に…??

もしかして魔術的リアリズムってやつの一環なのかとも思ったが、どうやら実際そんな感じになることもなくはないっぽい雰囲気で、しかし、ホントか?という気持ちは拭えず……

不思議だった

映画化もされているといって、先生映像をチラッと見せてくれた

白黒で、蟹がたくさんいた

蟹だなあ…と思った

南米の浜辺の村=蟹みたいな印象がどうしても拭い去れなくなった

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