例えば、やらなきゃいけない仕事を忘れていたとか、火元の不始末とか、そういううっかりミスそのものに対して怒りを向ける人の気持ちが理解できない。
"そのもの"と言ったのは、そりゃあ俺だって、人が忘れた仕事の尻拭いをさせられたり、不始末が原因で火事になったり、そういう"実害"に巻き込まれたら当然、怒るからだ。
俺が分からないのは実害の有無に関わらず、うっかりミスをしたという事実そのものにキレる人達の気持ちについてだ。
部下や後輩、子供みたいな自分が注意・教育する義務を負うような相手に対して、今後同じミスをしないように厳しい言い方をするために、あえて怒っているように見せるというのは、まあ分かる。
でも世の中を見ていると、そういう注意の手段として怒りを使っているのではなく、素で他人のミスそのものにイライラしている人が少なくない数いて、そうした人達の気持ちが本気で理解できない。
あれって何に苛立っているの?