2020-05-14

虚構世界で生きてきた

現実が違うことを知りながら

詐欺師に欺かれていることを感じながら

  

でもレールの上を走り出して

レールが錆び付いていることも

レールの先がないことも薄々感じながら

ある分岐点で、詐欺師言葉に唆され、普通とは別の路線を選び

ゴトンゴトンと進んでいった

  

隣で友人たちは新幹線線路に乗ったりしているのを横目で見て

自分プライドが傷ついているのも感じながら

路線変更したいという心持ちのままに

この路線を進むと景色が開けるという虚構を信じ

路線変更せずに、

錆び付いた、地方ローカル線線路を走り続けた

  

その結果の今がある

どうしようもない今がある

  

他の人は電線から動力を得ていたり

発電機を積んで動いていたりするもの

私といったら、発動機は壊れ

ただ惰性で走っているだけでしかない

機関車に押されていたかもしれないけど、もはや機関車はない

  

線路の終わりが見えてきている

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