俺が先月まで赴任していたB-37世界では、言葉が音程と長さだけで成り立っていた
そのおかげか毎日のミーティングに3時間は平気でかかっていたが、それでも6時間で全員定時退社しており、なかなかカルチャーショックを覚えたものである
世界全体がそれでうまく回っているため、変えるつもりもないらしい
文字の文化もないのだが、種族として記憶力が良いのか、こっそりメモを取っているのを遊んでいると思われて、よく咎められたものだ
日常会話は使いやすく短い音で成り立っているのだが、専門性が増すにつれより音域は広がり時間も長くなっていく
俺は結局リモコンが高すぎて発音できず、三か月間ずっとクーラーなしで過ごすはめになってしまった
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